Pre-tied bowtie Oblique-end
作り結び蝶ネクタイ オブリークエンド形
歴史・流行 --------
ドロップボウノット オブリークエンド形は、「手結び蝶ネクタイ」のオブリークエンド(斜め端)を、「垂らし結び」で結んだ状態を模した「作り結び蝶ネクタイ」の形で、剣先が2本とも雫のように垂れ下がっています。
ネックウェア全体の歴史的には、特にヴィクトリア朝(1837年〜1901年)の、欧米女性の華やかなネックリボンなどにオブリークエンド形がよく採用されていたことが確認できます。いつ頃から蝶ネクタイの形として作られていたかは不明です。
日本では全国的に1980年代から、学生服にブレザーを導入する傾向が広まりました。それに付随して、ドロップボウノット形の「作り結び蝶ネクタイ」が、女子の制服のネックウェアとして非常に多く採用され、今日でも人気があります。これらを日本では、単に「スクールリボン」と呼ぶこともあります。
ドロップボウ形の蝶ネクタイは、オブリークエンド形だけでなく、ポインテッドエンド(鋭角端)もあり、いづれもスモールショートラバリエール形の蝶ネクタイと共に、現代の日本では会社の女性社員や女子学生のためのユニフォームとして採用されています。
ちなみに「リボン」という言葉は元来、帯状の飾り紐を意味する資材の1つです。ネックウェアの材料として使用されることも多いため、広義ではネクタイや蝶ネクタイ、蝶結びしたスカーフなどを全てリボンと呼ぶ人が多くなったと考えられます。
■Bowtie-pattern name
Drop-bow-knot
oblique-end
■End-shape category
Oblique-end
■Bowtie-type
Pre-tied bowtie
■Finished-size
height↑↓12-12.5cm
width←→11cm
■型紙名
ドロップボウノット
オブリークエンド
(垂らし結び-斜め端)
■端部形状カテゴリー
斜め端/オブリークエンド
■型の種類
作り結び蝶ネクタイ
■仕上がり寸法
縦 12~12.5cm
横 11cm